北朝鮮工作船(後編)・ 海上保安資料館(横浜館)
北朝鮮の工作船の続きです
恐らく海上保安庁と言うか、日本の政府が意地でも引き上げようと思ったんでしょうね
引き上げて動かぬ証拠をつかみ、北朝鮮に突きつけようとしたんでしょう
しかしながら、北朝鮮はそんな事では全く動じなかった、それぐらい図太い国ですからね
そりゃそうですよね、国ぐるみのテロ国家ですからね
でもね、ハイテクの真逆、昭和の古い装備で他国の領海で悪事を働くんですから信じられません
その辺の事を頭に入れて見て頂くと、北朝鮮と言う国がいかに凄いか分かると思います
北朝鮮の工作船です
自爆し、海底に沈んだものをサルベージ船で引き揚げたそうです
全長29.78m 型幅4.66m 総トン数44t
出力はなんと4400馬力(1100馬力✖4)
速力は33ノット、約61km/hです
強烈なエンジンを4基積んでいたんですね~
これで漁船のふりをしていたんですから、まさに羊の皮をかぶった狼ですね
しかもランボーもビックリの兵器を積んでいたんですからね
漁船のふりして集魚灯とかいっぱいぶら下げていたんですが、漁具は全く無かったそうです
しかも中国の国旗を掲げて中国船籍を装っていたそうです
そもそも皆さんは北朝鮮の工作船の事件は覚えていますか?
今から約20年前の平成13年12月22日に発生しました
場所は九州南西海域で、防衛庁から不審船情報入手し巡視船と航空機を急行させ、銃撃戦の末に不審船が自爆沈没した事件であります
不審船は停戦命令を無視して逃走、警告射撃、更には威嚇射撃
それでも停戦しないため20mm機関砲で船体射撃を開始
不審船は逃走しながら自動小銃で反撃、更にはロケットランチャーによる攻撃をしてきました
巡視船は正当防衛射撃を実施、その後不審船は自爆用爆発物を爆発させ沈没しました
平成13年12月22日に事件が発生し、その後自爆により沈没
平成14年 2月25日~3月1日無人潜水調査開始、その後有人潜水調査開始
平成14年 6月25日船体引き揚げ着手
平成14年 9月11日船体引き揚げ
平成14年 9月17日日朝首脳会談において金正日が不審船事案について北朝鮮の関与を認める発言
まぁこれだけ証拠を突き付けられたら、認めざるを得ないですよね
回収した武器です
無反動砲とかロケットランチャーだとか、ランボーもビックリです
それから携行型地対空ミサイルもあるんですよ
これから戦争にでも行くのか?
まさにそんな感じの装備ですよ
まぁ普通じゃないですよね
普通じゃないってのは分かりますが、異常も異常、漁船のふりして戦争に行くような装備ですからね
工作船の後ろがハッチになっていて、中から小さな工作船が出る仕組みになっていました
工作船は停戦命令を無視し、中国の領海へ逃げようとしました
平成13年12月22日1:30、自衛隊が不審船発見、位置を確認
同日6:20海上保安庁航空機が視認位置を確認
13:20巡視船と航空機による停船命令
14:36巡視船による威嚇射撃実施
16:13威嚇の為の不審船の船体への射撃実施
17:24不審船に火災発生
17:53火災沈下、不審船航走開始
その後巡視船あまみ、きりしま、いなさで追跡、停船命令
22:09不審船から攻撃
この時自動小銃やロケットランチャーで攻撃をしてきました
この攻撃であまみの乗員3名が負傷
22:13不審船自爆 翌日3遺体を発見し2遺体を揚収
ざっとですが、事件のあらましはこんな感じです
海上保安庁が確認した、過去の不審船事例です
回収された物品の中には金日成バッジがありました
その他は北朝鮮製のタバコやお菓子もあったそうです
エンジンは4基4400馬力、速力33ノット(約61km/h)
観音開きのハッチの中にはこの小型船が入っていました
まさにスパイ映画さながらですね
さらにその小型船にはゴムボートと水中スクーターも装備してあったそうです
う~ん、用意周到ですね
もしかしたら拉致事件の時もこのようなゴムボートを使ったのでしょうかね?
徹底的な調査の結果、この工作船は九州周辺海域で覚せい剤の取引をしていた疑いが濃厚となりました
更には工作員の不法出入国など、他の重大な犯罪にも利用されていた可能性がある事も分かりました
残念な事に、国内に協力者が存在している可能性も明らかになりました
引き上げた乗組員の遺体を解剖した結果、7名分の遺体は朝鮮人又は韓国人である可能性が極めて高いと言う鑑定結果が出ました
また、北朝鮮の国民が着けていると言われる金日成バッジや北朝鮮内の工場名がハングル文字で表記されている物品も発見されました
北朝鮮を示す丸に星マーク及びハングル文字表記のある武器、製造国が北朝鮮を示す番号の刻まれた実包、薬きょうも押収
これらの事実に加え、金正日国防委員長が軍部の一部が行ったと思われる旨の発言を行った事から総合的に判断し、この不審船は北朝鮮籍の工作船であり、乗組員も北朝鮮国籍であると特定しました
日本政府は現在12件17名を拉致被害者として認定しています
2002年9月に拉致被害者5名が帰国しましたが、まだ多くの方が北朝鮮に居ます
しかし実際は拉致された疑いのある失踪者も数多くいます
政府は公式に拉致被害者とは認定していませんが、拉致の可能性を排除できない事例が873名います
実際に取り戻すのはかなり困難だと思いますが、とにかく解決に向けて何らかの進展がある事を祈るばかりです
そして1日でも早い解決と被害者の帰国を願うばかりです
最終的に拉致事件との関連性を示唆し、拉致被害者を取り戻す為の政府の取り組みなどを紹介していました
海上保安庁や自衛隊も日本の安全を守ってくれてい居ると思いますが、法律の壁と言うか憲法の壁があり、きっと歯がゆい思いをしていると思います
このような展示を一人でも多くの人が見学し、日本の取る道を考えたり議論したりすべきだと思います
いたずらに改憲論をするのではなく、日本国民を守るため、日本の主権を守るため今後どうすべきか議論する時期に入っているのだと思います
だいぶ駆け足で紹介しましたが、事件のあらましはこんな感じです
興味のある方はもちろん、そうでない方も是非海上保安資料館に足をお運びになってはいかがでしょうか
恐らく海上保安庁と言うか、日本の政府が意地でも引き上げようと思ったんでしょうね
引き上げて動かぬ証拠をつかみ、北朝鮮に突きつけようとしたんでしょう
しかしながら、北朝鮮はそんな事では全く動じなかった、それぐらい図太い国ですからね
そりゃそうですよね、国ぐるみのテロ国家ですからね
でもね、ハイテクの真逆、昭和の古い装備で他国の領海で悪事を働くんですから信じられません
その辺の事を頭に入れて見て頂くと、北朝鮮と言う国がいかに凄いか分かると思います
北朝鮮の工作船です
自爆し、海底に沈んだものをサルベージ船で引き揚げたそうです
全長29.78m 型幅4.66m 総トン数44t
出力はなんと4400馬力(1100馬力✖4)
速力は33ノット、約61km/hです
強烈なエンジンを4基積んでいたんですね~
これで漁船のふりをしていたんですから、まさに羊の皮をかぶった狼ですね
しかもランボーもビックリの兵器を積んでいたんですからね
漁船のふりして集魚灯とかいっぱいぶら下げていたんですが、漁具は全く無かったそうです
しかも中国の国旗を掲げて中国船籍を装っていたそうです
そもそも皆さんは北朝鮮の工作船の事件は覚えていますか?
今から約20年前の平成13年12月22日に発生しました
場所は九州南西海域で、防衛庁から不審船情報入手し巡視船と航空機を急行させ、銃撃戦の末に不審船が自爆沈没した事件であります
不審船は停戦命令を無視して逃走、警告射撃、更には威嚇射撃
それでも停戦しないため20mm機関砲で船体射撃を開始
不審船は逃走しながら自動小銃で反撃、更にはロケットランチャーによる攻撃をしてきました
巡視船は正当防衛射撃を実施、その後不審船は自爆用爆発物を爆発させ沈没しました
平成13年12月22日に事件が発生し、その後自爆により沈没
平成14年 2月25日~3月1日無人潜水調査開始、その後有人潜水調査開始
平成14年 6月25日船体引き揚げ着手
平成14年 9月11日船体引き揚げ
平成14年 9月17日日朝首脳会談において金正日が不審船事案について北朝鮮の関与を認める発言
まぁこれだけ証拠を突き付けられたら、認めざるを得ないですよね
回収した武器です
無反動砲とかロケットランチャーだとか、ランボーもビックリです
それから携行型地対空ミサイルもあるんですよ
これから戦争にでも行くのか?
まさにそんな感じの装備ですよ
まぁ普通じゃないですよね
普通じゃないってのは分かりますが、異常も異常、漁船のふりして戦争に行くような装備ですからね
工作船の後ろがハッチになっていて、中から小さな工作船が出る仕組みになっていました
工作船は停戦命令を無視し、中国の領海へ逃げようとしました
平成13年12月22日1:30、自衛隊が不審船発見、位置を確認
同日6:20海上保安庁航空機が視認位置を確認
13:20巡視船と航空機による停船命令
14:36巡視船による威嚇射撃実施
16:13威嚇の為の不審船の船体への射撃実施
17:24不審船に火災発生
17:53火災沈下、不審船航走開始
その後巡視船あまみ、きりしま、いなさで追跡、停船命令
22:09不審船から攻撃
この時自動小銃やロケットランチャーで攻撃をしてきました
この攻撃であまみの乗員3名が負傷
22:13不審船自爆 翌日3遺体を発見し2遺体を揚収
ざっとですが、事件のあらましはこんな感じです
海上保安庁が確認した、過去の不審船事例です
回収された物品の中には金日成バッジがありました
その他は北朝鮮製のタバコやお菓子もあったそうです
エンジンは4基4400馬力、速力33ノット(約61km/h)
観音開きのハッチの中にはこの小型船が入っていました
まさにスパイ映画さながらですね
さらにその小型船にはゴムボートと水中スクーターも装備してあったそうです
う~ん、用意周到ですね
もしかしたら拉致事件の時もこのようなゴムボートを使ったのでしょうかね?
徹底的な調査の結果、この工作船は九州周辺海域で覚せい剤の取引をしていた疑いが濃厚となりました
更には工作員の不法出入国など、他の重大な犯罪にも利用されていた可能性がある事も分かりました
残念な事に、国内に協力者が存在している可能性も明らかになりました
引き上げた乗組員の遺体を解剖した結果、7名分の遺体は朝鮮人又は韓国人である可能性が極めて高いと言う鑑定結果が出ました
また、北朝鮮の国民が着けていると言われる金日成バッジや北朝鮮内の工場名がハングル文字で表記されている物品も発見されました
北朝鮮を示す丸に星マーク及びハングル文字表記のある武器、製造国が北朝鮮を示す番号の刻まれた実包、薬きょうも押収
これらの事実に加え、金正日国防委員長が軍部の一部が行ったと思われる旨の発言を行った事から総合的に判断し、この不審船は北朝鮮籍の工作船であり、乗組員も北朝鮮国籍であると特定しました
日本政府は現在12件17名を拉致被害者として認定しています
2002年9月に拉致被害者5名が帰国しましたが、まだ多くの方が北朝鮮に居ます
しかし実際は拉致された疑いのある失踪者も数多くいます
政府は公式に拉致被害者とは認定していませんが、拉致の可能性を排除できない事例が873名います
実際に取り戻すのはかなり困難だと思いますが、とにかく解決に向けて何らかの進展がある事を祈るばかりです
そして1日でも早い解決と被害者の帰国を願うばかりです
最終的に拉致事件との関連性を示唆し、拉致被害者を取り戻す為の政府の取り組みなどを紹介していました
海上保安庁や自衛隊も日本の安全を守ってくれてい居ると思いますが、法律の壁と言うか憲法の壁があり、きっと歯がゆい思いをしていると思います
このような展示を一人でも多くの人が見学し、日本の取る道を考えたり議論したりすべきだと思います
いたずらに改憲論をするのではなく、日本国民を守るため、日本の主権を守るため今後どうすべきか議論する時期に入っているのだと思います
だいぶ駆け足で紹介しましたが、事件のあらましはこんな感じです
興味のある方はもちろん、そうでない方も是非海上保安資料館に足をお運びになってはいかがでしょうか
この記事へのコメント
シラは切るは逆ぎれするわで、まったく国家としてお話にならない状態だと思います
今は時代が変わって現実的ではありませんが、本来なら戦争案件間違いなしで、イスラエルのように明確なメッセージを出さないと舐められ放題のままだと考えています
アメリカにしても頼りっきりには出来ませんし、当然ながら色々考えなければなりませんね
こういう工作船がたくさんやって来て、密輸犯罪や拉致を繰り返したんでしょうね。日本人同胞が800名以上拉致されても、国家が救ってもくれない。こういう現実を見た子供たちは、国を守るという気持ちもなくなるでしょうね。
北朝鮮の工作船から自動小銃で撃たれまくり、挙句の果てにロケットランチャーですからね
一歩間違えたら木っ端微塵ですからね
普通だったら逆に逃げたくなりますよ
それを果敢に対抗してくれるんですから、頭が下がります
たしかに尖閣は及び腰だし、竹島に関しては完全に実効支配されていますからね
そうなる前に行動しなかった事にも腹が立ちます
もし多くのアメリカ人が拉致されていたとしたら、きっと戦争してでも取り返したんではないかと思うんです
もうちょっと日本も毅然とした態度で臨んでほしいですよね
政治の成果は入りいろな意見があるでしょうが、たとえ5名でも相手国に乗り込んで取り返した事は非常に立派だと思います
もし乗り込んでいって一人も帰って来なかったら、恐らく政治生命は終わっていたかもしれませんからね
もし多くのアメリカ人が拉致されていたら戦争してでも取り返したと思いますよ
憲法の絡みもありますから戦争は無理でしょうが、それに匹敵するぐらいの措置を何か講じてほしいものです
それにしても、こういう施設があること自体、誰も知らないですよね。
賛否あるかもしれませんが、観光のガイドブックにも載せて、もっと来場者を増やす工夫が必要ですね。
なかなか、繊細な問題なので、触れにくいのは分かりますけど。
島根に行った時も、市役所に竹島の史料館を見に行ったのですが、そこも誰も知らないし、予算も少なそうで、小さな部屋だけで展示されてました。
まずは、知るということが大切なんですよね。
それと共にハイテクの逆を行く、よくこんな船で怪しい活動をしていたと思うんですよね
おっしゃる通り、ガイドブックやタウン誌にどんどん掲載し、もっと多くの人に見てもらいたいですよ
それと共に拉致被害者を取り戻せるよう、政府には一層尽力してほしいと思います
なるほど、竹島の資料館ですか?
それもちょっと見てみたいですね
竹島も実効支配される前に何か行動できなかったんでしょうかね?
まぁ今となってはもう遅いですけどね・・・
今回の記事、非常に参考になりました。
こちらも知りませんでした。
横浜市民としても、日本国民としても知っておくべき場所であり、事実でありますね。
でもありきたりの励ましのコメントするのはどうかと思い、ついついスルーしてしまいました
でも大事には至らずホッとしました
も少し温かくなったら散策しがてら是非見学してみて下さい
なかなか興味深いですよ~