名古屋の旅 7 ・ カクキュー八丁味噌の郷(工場見学)
はるばる名鉄電車に揺られ、やってきたのは八丁味噌の郷
そう、カクキューの工場見学&試飲&お買い物にやってきました
http://www.kakukyu.jp/
ここのところ工場見学がマイブーム(実に古い言い方)になっています
キューピーのマヨネーズ工場見学と迷いましたが、味噌工場の方が色々お土産も買えると思ったのが決め手です
マヨも大好きですが、マヨばっかり買ってきてもしょうがないしね・・・
それに自分は赤出汁が大好物なんです
八丁味噌の由来も知らなかったし、赤出し味噌との違いも全く知りませんでした
違いと言うよりも、ほとんど同じ味噌だとばかり思っていましたよ
そんな訳で、今回は良い勉強になりましたよ
岡崎公園前駅から歩いて4~5分のところに、カクキューの工場&売店&食事処があります
工場見学の受付を済ませ、中に入るとツアーの方々がいっぱい居ました
工場見学のスタートを待っていると、別のツアー御一行様が見学を終え試飲を始めました
あまりの美味しそうな香りに誘惑され、一行に紛れてちゃっかり試飲&試食をしてしまいました
いや~、結論を先に言う事になっちゃいますが、メチャクチャ美味しいですね
いよいよ素敵なカクキューレディによるガイドツアースタートです
八丁味噌の由来は、家康生誕の岡崎城より西へ八丁はなれた八町村で、こちらカクキュー(早川家)の始祖・久右ヱ門勝久が味噌の仕込みを始めたのが、八丁味噌の起こりだそうです
※ 八丁=現在の距離で約870m
八丁味噌は大豆と塩のみを原料に大きな杉桶に仕込みます
天然醸造で二夏二冬(ふたなつふたふゆ)以上の間熟成させて完成です
味は大豆の旨味を凝縮した濃厚なコクと少々の酸味、渋味、苦味のある独特の風味が特徴だそうです
赤出し味噌は豆みそと米みそを合わせ、八丁味噌の風味を生かして仕上げるそうです
我が家でも使っている赤味噌は、八丁味噌とは違いいわゆる赤出し味噌と言う事になるようです
厳選した大豆を水洗いし、その後水に浸して適度な水分を含ませます
水分を含ませた大豆を蒸気で蒸し上げます
蒸した大豆を丸めて味噌玉を作り、表面にこうじ菌を付けます
麹室(こうじむろ)と呼ばれる専用の部屋でこうじ菌を繁殖させます
十分に麹カビが繁殖した状態の味噌玉に塩と水だけを加え、杉桶に仕込みます
この大きな仕込桶には約6トン入り、その上から3トンの重石を積み重ねます
天然醸造で二夏二冬以上の間熟成を行い、八丁味噌の出来上がりとなります
こんな感じで、今でも江戸時代から300年以上変わらぬ製法で作られています
ちなみに袋やパック詰めだけ機械化されていますが、後は全て職人の手作業で行われるそうです
まさに江戸時代からの伝統を引き継いでいると言えますね
もちろん画像の仕込み桶には、熟成中の味噌が6トン入っています
あらためて試飲です
伝統工法で作られた八丁味噌&赤出し味噌を使った味噌汁を頂くと、なんだかとても感慨深く、風味豊かで美味しく感じます
試飲が終わったら八丁味噌に赤出し味噌をゲット
その他もろもろを買ったらお隣の食事処でランチです
何を食べようかな~
やっぱりアレしかありませんよね
帰り際に売店で働くヤング味噌ガールに、岡崎城の事を尋ねました
自分「もしもしお嬢さん、岡崎城公園に天守閣は残っているの?」
お嬢「えっ? 天守閣??? 天守閣ってなんですか?」
自分「え~と、その~、お城のてっぺんにある三角っぽいところ」
お嬢「?????」
自分「その~、お城の先っちょって言えば分かるかな?」
お嬢「・・・」
自分「え~と、なんて説明したらいいかな、いわゆるお城のね・・・」
「う~ん、天守閣って分からないかなぁ・・・」
「え~と、お嬢さんはこちらの方、地元の方かな?」
お嬢「ハイ、地元で~す」
自分「ダメだよ、岡崎城のおひざ元、しかも老舗で働いているんだから」
するとお嬢さんは困り果て、先輩に助けを求め大きな声で叫びました
お嬢「〇〇さ~ん助けて下さ~い、天守閣ってなんですか~」
これにはまわりに居た人はひっくり返りそうになりましたね
でも可愛いから許しちゃう
まぁ天真爛漫と言うかなんと言うか、無事お嫁に行かれるのかおじさんは心配になりました
めでたしめでたし(終)
※ これは全て実話で、一切脚色はしていません
そう、カクキューの工場見学&試飲&お買い物にやってきました
http://www.kakukyu.jp/
ここのところ工場見学がマイブーム(実に古い言い方)になっています
キューピーのマヨネーズ工場見学と迷いましたが、味噌工場の方が色々お土産も買えると思ったのが決め手です
マヨも大好きですが、マヨばっかり買ってきてもしょうがないしね・・・
それに自分は赤出汁が大好物なんです
八丁味噌の由来も知らなかったし、赤出し味噌との違いも全く知りませんでした
違いと言うよりも、ほとんど同じ味噌だとばかり思っていましたよ
そんな訳で、今回は良い勉強になりましたよ
岡崎公園前駅から歩いて4~5分のところに、カクキューの工場&売店&食事処があります
工場見学の受付を済ませ、中に入るとツアーの方々がいっぱい居ました
工場見学のスタートを待っていると、別のツアー御一行様が見学を終え試飲を始めました
あまりの美味しそうな香りに誘惑され、一行に紛れてちゃっかり試飲&試食をしてしまいました
いや~、結論を先に言う事になっちゃいますが、メチャクチャ美味しいですね
いよいよ素敵なカクキューレディによるガイドツアースタートです
八丁味噌の由来は、家康生誕の岡崎城より西へ八丁はなれた八町村で、こちらカクキュー(早川家)の始祖・久右ヱ門勝久が味噌の仕込みを始めたのが、八丁味噌の起こりだそうです
※ 八丁=現在の距離で約870m
八丁味噌は大豆と塩のみを原料に大きな杉桶に仕込みます
天然醸造で二夏二冬(ふたなつふたふゆ)以上の間熟成させて完成です
味は大豆の旨味を凝縮した濃厚なコクと少々の酸味、渋味、苦味のある独特の風味が特徴だそうです
赤出し味噌は豆みそと米みそを合わせ、八丁味噌の風味を生かして仕上げるそうです
我が家でも使っている赤味噌は、八丁味噌とは違いいわゆる赤出し味噌と言う事になるようです
厳選した大豆を水洗いし、その後水に浸して適度な水分を含ませます
水分を含ませた大豆を蒸気で蒸し上げます
蒸した大豆を丸めて味噌玉を作り、表面にこうじ菌を付けます
麹室(こうじむろ)と呼ばれる専用の部屋でこうじ菌を繁殖させます
十分に麹カビが繁殖した状態の味噌玉に塩と水だけを加え、杉桶に仕込みます
この大きな仕込桶には約6トン入り、その上から3トンの重石を積み重ねます
天然醸造で二夏二冬以上の間熟成を行い、八丁味噌の出来上がりとなります
こんな感じで、今でも江戸時代から300年以上変わらぬ製法で作られています
ちなみに袋やパック詰めだけ機械化されていますが、後は全て職人の手作業で行われるそうです
まさに江戸時代からの伝統を引き継いでいると言えますね
もちろん画像の仕込み桶には、熟成中の味噌が6トン入っています
あらためて試飲です
伝統工法で作られた八丁味噌&赤出し味噌を使った味噌汁を頂くと、なんだかとても感慨深く、風味豊かで美味しく感じます
試飲が終わったら八丁味噌に赤出し味噌をゲット
その他もろもろを買ったらお隣の食事処でランチです
何を食べようかな~
やっぱりアレしかありませんよね
帰り際に売店で働くヤング味噌ガールに、岡崎城の事を尋ねました
自分「もしもしお嬢さん、岡崎城公園に天守閣は残っているの?」
お嬢「えっ? 天守閣??? 天守閣ってなんですか?」
自分「え~と、その~、お城のてっぺんにある三角っぽいところ」
お嬢「?????」
自分「その~、お城の先っちょって言えば分かるかな?」
お嬢「・・・」
自分「え~と、なんて説明したらいいかな、いわゆるお城のね・・・」
「う~ん、天守閣って分からないかなぁ・・・」
「え~と、お嬢さんはこちらの方、地元の方かな?」
お嬢「ハイ、地元で~す」
自分「ダメだよ、岡崎城のおひざ元、しかも老舗で働いているんだから」
するとお嬢さんは困り果て、先輩に助けを求め大きな声で叫びました
お嬢「〇〇さ~ん助けて下さ~い、天守閣ってなんですか~」
これにはまわりに居た人はひっくり返りそうになりましたね
でも可愛いから許しちゃう
まぁ天真爛漫と言うかなんと言うか、無事お嫁に行かれるのかおじさんは心配になりました
めでたしめでたし(終)
※ これは全て実話で、一切脚色はしていません
この記事へのコメント
しかも伝統工法となると楽しみも増しますね
私はラフに赤だしはやや苦めのもの、八丁味噌は甘いものとの認識でしたが、色々違うのですね
地元のものを中心に八丁味噌のレシピも豊富でしょうから、ゆけむりさんが帰宅後どのようなもの作られるか楽しみです
しかし岡崎城はさておき、天守閣知らないのは驚きましたね(笑)
ただ、かなり偏差値高めの人でも日本史履修しなかっただけで基礎知識がまったくなかったり(新撰組の山南敬助しらなかったり)、関西出身で関東地方の県知らない人(グンマーと栃木の違いがわからない)とかもいますから、やはり最低限の知識は常識として必要だななどと考えながら暮らしたりしています
いつか実行したいと密かに思っています
びーぽんさんのブログで登場しましたよね
その時の焼き蛤なども魅力的だなと刺激されますよ
それと先だってのあんかけスパゲティ、これももちろん視野に入れていました
でも・・・
おっと、赤出しは苦手ですか?
自分も甘い八丁味噌は苦手ですが、どうもあの手の甘さは後から甘くしたようですよ
今回の試飲でそう感じました
正直言って味噌汁ぐらいしか自信がありません
味噌をアレンジした料理ってのはたぶん作れないと思うんですよねm(__)m
ただ、かつお出汁を利かせた味噌汁は流石に美味しかったです
もちろんアノ嫌な甘みは全くなく、ごく普通の赤味噌を想像していただければと思います
天守閣を知らない事をディスった書き方をしましたが、何を隠そう自分も歴史系は苦手です
おバカが露呈するから深くは言いませんが、苦手です(~_~;)
その反面、やはり好きな地理や宇宙に関する事、星関係や自然についての事は興味がある分多少は分かるつもりです
たしかに地理の苦手な方は多いようですし、時々ネタかどうか分かりませんが、アメリカ人は中国と日本の区別がつかないとかテレビで面白がって取り上げたりしますよね
あとは、いまだにちょんまげして歩いているとかね(笑)
まぁ人間得手不得手があるのはしょうがないとは思いますが、まぁ常識の線は最低限知っていたいですね
近くに岡崎城がありながら、今までそう言った話題は出なかったんですかね?
初耳ってのがにわかに信じがたいですよね(笑)
でも屈託のない笑顔が可愛かったので、おじさんは許しちゃいます(^^)v
書き方が悪かったですね、赤だしも八丁味噌も好きですよ
赤だし味噌汁だと肝吸いでない時のうなぎとか全般ですし、甘くした八丁味噌の一連の食べ物も結構あとを引きます
歴史が苦手がご謙遜にしても、世界各地を巡られる時に勉強されたりして、かなりお詳しいですよね
ま、アメリカの場合教育格差が日本どころでないのと、ネタも15パーセントくらい混じってるでしょうかね(笑)
いやいやホッとしました
赤出汁もお好きだと言う事で、良かったです(何が良かったと突っ込まないでね)
味噌田楽とかも何本も食べられませんが、ちょこっと食べるには美味しいですよね
旅行記アップ時はガイドブックの受け売りですが、色々と調べる事によって一つ勉強になる事は確かですね
たしかに例のアメリカの件はネタも入っているでしょうね
でも本当に分からない人も、かなり多くいそうですよね(笑)
私も、同じく、許しちゃうと思います。
なんたって、可愛いんでしょ。
それにしても、今まで、天守閣という言葉に触れずに、今まで生きてこられたことが不思議。
というか、ここまできたら、あっぱれですね。
テレビの時代劇とか見なかったのかもですね。
そういう意味では、これからもっとジャニーズさんとかのアイドルが出演する時代劇を放送する必要があるかもしれませんね。
凡蔵さんも絶対許すと思います(笑)
全く同感です
今まで天守閣と言う言葉を本当に聞かないで大きくなったんでしょうかね?
にわかに信じられませんよね
でも本当だとしたらまさにあっぱれですね
もしかしたら徳川家康は知っていても、武田信玄とかは知らないかもしれません
あるいは聖徳太子や伊藤博文あたりは全く知らないかもです
それはそれは美味しい味噌ができた事でしょうね
自分も味噌作りにチャレンジしたいと思っていますが、難しそうでなかなか手が出ません
最近は旅先で工場見学をする事が多くなりました
大人の遠足的で楽しいですよ~
歴史も古いし。
ゆけむりさんの迫真のレポートのせいで、八丁味噌を味わってみたくなりました。
みそ汁だけでも。
ヤング味噌ガールのお話は傑作ですね。
もしかしたら、岡崎城の天守閣は残ってないというオチかと思いましたが、それを超越した展開でしたね。
よくもそんな昔にこんな美味しい味噌を作ったもんだと感心しました!
肝心の味噌で作った味噌汁ですが、これはさすがに美味しかったです
今までに色々な味噌屋で味噌を買いましたが、大袈裟でなくここが断トツですね
味噌汁も本当に美味しかったです
ヤング味噌ガールはある意味凄いですよね
最初は自分の聞き方がおかしいのかと思いましたが、なんと本当に知らなかったようです