ベトナムの旅 20 ・ ベトナム戦争証跡博物館 (後編)
ベトナム戦争で使われた兵器や枯葉剤について、ある程度お分かりいただけたかと思います
それらを踏まえたうえで、あらためてベトナム戦争証跡博物館に展示してある写真を紹介します
「安全への逃避」と題されたこの写真は、日本人カメラマン沢田教一さんが撮影したものです
1966年のピュリツァー賞を受賞しています
有名な写真なので、ご存知の方も多いと思います
被弾した沢田教一氏のカメラです
1970年10月28日、ベトナム戦争の戦火が飛び火したカンボジアを取材中何者かに撃たれ、そのまま帰らぬ人となりました享年41歳でした・・・
このような勇気のある方がいてこそ、我々は戦争で起きている悲惨な事実を知る事ができるのだと思います
時々渡航自粛地域に無理矢理行き、人質となって政府に色々な面で影響を及ぼす事例もあります
なので一概には言えませんが、本当の戦場カメラマンがいなければ、我々は真実を知る事ができないのではないでしょうか?
大本営発表じゃありませんが、当事国の都合の良い部分だけを鵜呑みにするのは危険です
ショッキングな画像をアップするのに抵抗がありましたが、悲惨な戦争の一部でも感じていただけたらと思います
これも有名な画像です
バスの中の説明ビデオでは動画で見せられました
これはベトコン兵士がアメリカ人ではなく、サイゴン警察長官に路上で処刑される写真です
ベトナム人が南北の違いこそあれ、同じベトナム人の頭を撃つと言うショッキングな一枚です
実は処刑されるベトコン兵士はこの数時間前に、サイゴン警察長官の側近や家族を皆殺しにしたそうです
この処刑にはベトコン兵士としての処刑と個人的恨みの二つがあった事になります
ベトナムの現地ガイドさんはベトナム戦争について概略だけで、より深く掘り下げた説明はしてくれません
それは社会主義国家である事も一つの要因です
この画像も有名ではありますが、ただ漠然と見ただけでは本当の事、背景にある事までは分かりません
そう言った観点からも実際に足を運んで、自分の目で見る事も大切だと思います
このベトナム戦争証跡博物館にはショッキングな写真が数多く展示されています
ですが、ここを見学する事でほんの少しベトナム戦争の事が分かった気がします
そして一番感じる事は、やはり平和の尊さですね
ほとんどの人が神妙な面持ちで見学しているんですが、中には笑顔で記念撮影している欧米人もいます
中にはムスリムと思われる女性もいて、戦争が身近なのか慣れているのか分かりませんが、同じく記念撮影をしていましたね・・・
建物の外には当時の拷問や処刑の様子、ほとんど食べ物を与えられず痩せ細ったベトコンの人形も展示してあります
大人になったドクちゃんです
兄のベトちゃんは2007年に亡くなりましたが、ドクちゃんは現在32歳です
結婚して双子のお子さんもいらっしゃいます
参考までに、現在枯葉剤の影響で苦しんでいる人は400万人いるそうです・・・
あらためてこの2枚を掲載します
色々な戦争関連の施設を見学しましたが、どんな戦争も悲惨だと思います
毎度同じ感想を持つのですが、これほど悲惨な写真が数多く残り、多くの方が見ているのに人間はなぜ同じ過ちを繰り返すのでしょうか?
世界各国の首脳や大臣クラスは、全員世界中の戦争関連施設を見学すべきです
そして、どのような感想を言うのでしょうかね?
しかし悲しい事に戦争はどこかで繰り返されるだろうし、様々な兵器も世の中から無くなる事はないでしょう
戦争に正義などありません、戦争自体、人と人が殺しあう行為自体が間違っていると思います
ここにベトナム戦争から奇跡の復活を遂げた、一枚の画像があります(お借りしました)
広大な湿地帯に広がるマングローブの森 ・ カンザーです
砂漠化した森に1本1本植樹し、マングローブの森を復活させたと言われています
ベトナム戦争終結から40年
今ベトナムは急速に発展しています
街も人もエネルギッシュです
不屈の精神と言うか、前向きなパワーに不思議な魅力を感じます
今回カンザーは行かれなかったんですが、いつか行きたいと思っています・・・
カンザーとはちょっと違うんですが、明日は楽しみにしていたメコンデルタへ行きます
ミトーのメコンデルタも素晴らしいので、お時間がある時に是非見て下さいね~
それらを踏まえたうえで、あらためてベトナム戦争証跡博物館に展示してある写真を紹介します
「安全への逃避」と題されたこの写真は、日本人カメラマン沢田教一さんが撮影したものです
1966年のピュリツァー賞を受賞しています
有名な写真なので、ご存知の方も多いと思います
被弾した沢田教一氏のカメラです
1970年10月28日、ベトナム戦争の戦火が飛び火したカンボジアを取材中何者かに撃たれ、そのまま帰らぬ人となりました享年41歳でした・・・
このような勇気のある方がいてこそ、我々は戦争で起きている悲惨な事実を知る事ができるのだと思います
時々渡航自粛地域に無理矢理行き、人質となって政府に色々な面で影響を及ぼす事例もあります
なので一概には言えませんが、本当の戦場カメラマンがいなければ、我々は真実を知る事ができないのではないでしょうか?
大本営発表じゃありませんが、当事国の都合の良い部分だけを鵜呑みにするのは危険です
ショッキングな画像をアップするのに抵抗がありましたが、悲惨な戦争の一部でも感じていただけたらと思います
これも有名な画像です
バスの中の説明ビデオでは動画で見せられました
これはベトコン兵士がアメリカ人ではなく、サイゴン警察長官に路上で処刑される写真です
ベトナム人が南北の違いこそあれ、同じベトナム人の頭を撃つと言うショッキングな一枚です
実は処刑されるベトコン兵士はこの数時間前に、サイゴン警察長官の側近や家族を皆殺しにしたそうです
この処刑にはベトコン兵士としての処刑と個人的恨みの二つがあった事になります
ベトナムの現地ガイドさんはベトナム戦争について概略だけで、より深く掘り下げた説明はしてくれません
それは社会主義国家である事も一つの要因です
この画像も有名ではありますが、ただ漠然と見ただけでは本当の事、背景にある事までは分かりません
そう言った観点からも実際に足を運んで、自分の目で見る事も大切だと思います
このベトナム戦争証跡博物館にはショッキングな写真が数多く展示されています
ですが、ここを見学する事でほんの少しベトナム戦争の事が分かった気がします
そして一番感じる事は、やはり平和の尊さですね
ほとんどの人が神妙な面持ちで見学しているんですが、中には笑顔で記念撮影している欧米人もいます
中にはムスリムと思われる女性もいて、戦争が身近なのか慣れているのか分かりませんが、同じく記念撮影をしていましたね・・・
建物の外には当時の拷問や処刑の様子、ほとんど食べ物を与えられず痩せ細ったベトコンの人形も展示してあります
大人になったドクちゃんです
兄のベトちゃんは2007年に亡くなりましたが、ドクちゃんは現在32歳です
結婚して双子のお子さんもいらっしゃいます
参考までに、現在枯葉剤の影響で苦しんでいる人は400万人いるそうです・・・
あらためてこの2枚を掲載します
色々な戦争関連の施設を見学しましたが、どんな戦争も悲惨だと思います
毎度同じ感想を持つのですが、これほど悲惨な写真が数多く残り、多くの方が見ているのに人間はなぜ同じ過ちを繰り返すのでしょうか?
世界各国の首脳や大臣クラスは、全員世界中の戦争関連施設を見学すべきです
そして、どのような感想を言うのでしょうかね?
しかし悲しい事に戦争はどこかで繰り返されるだろうし、様々な兵器も世の中から無くなる事はないでしょう
戦争に正義などありません、戦争自体、人と人が殺しあう行為自体が間違っていると思います
ここにベトナム戦争から奇跡の復活を遂げた、一枚の画像があります(お借りしました)
広大な湿地帯に広がるマングローブの森 ・ カンザーです
砂漠化した森に1本1本植樹し、マングローブの森を復活させたと言われています
ベトナム戦争終結から40年
今ベトナムは急速に発展しています
街も人もエネルギッシュです
不屈の精神と言うか、前向きなパワーに不思議な魅力を感じます
今回カンザーは行かれなかったんですが、いつか行きたいと思っています・・・
カンザーとはちょっと違うんですが、明日は楽しみにしていたメコンデルタへ行きます
ミトーのメコンデルタも素晴らしいので、お時間がある時に是非見て下さいね~
この記事へのコメント
理解できませんね
ゆけむりさんの考えに大賛成です
世界の首脳陣は絶対に知るべきです
そして力ではなく対話で、いかに平和を目指し共存していくか考えるべきです
国と国ではなく、地球市民という大きな立場で未来のビジョンを考えてもらいたいです
戦争は地球にとってマイナスにしかならないということが解らないのでしょうかね
ベトナムの人達は、どれ程苦しんだでしょう
それでも立ち上がっている強さは凄いです
日本も戦争や原爆で苦しんだ方たちが高齢になってしまって。。。
でも、生きてるのは自分にはこの体験を一人でも多くの人に語り戦争のない本当の平和の道を未来に繋げていってもらうための使命だと活動されていますね
私の母も戦争の時は16歳という年齢で空襲を体験しています
香川県に住んでたんです
あまり戦争の話はしませんが、お兄さん2人は戦死したそうです
日本も近隣諸国へ攻めて行った事もあるから偉そうな事は言えませんが、それでも過去は過去として悔い改め、未来へつなげる事が大事かと思います
日本も原爆を2つも落とされた唯一の被爆国です
広島の原爆関係は見た事ないんですが、長崎はじっくりと見ました
あまりの悲惨さに涙なくしては見られません
各国の政府関係者には是非とも見ていただきたいものですね!
ベトナムの人たちは相当苦しんだようですが、その苦しさから根っからの勤勉と忍耐力と未来志向の明るい性格で乗り越え、いや、乗り越えている最中だと思います!
そうですか、とまるさんの家系でも戦死された方がいらっしゃいますか
身内にしてみれば当時は相当辛い事だったと思います
地球市民と言うレベルで考えたら、中東やアジアとか関係なしにそのような悲しみはもう2度と繰り返す事のない世の中に早くなる事を願わずにはいられませんね・・・
もし自分の家族や愛する人がこのような目に合ったらどう思うか、そんな想像力すら無いのですね。
現状、国と国に加え、もっと細分化された火種が無数に散らばってしまったように思えます。
第二次世界大戦の戦勝国などが、自国の都合でやり散らかした事の歪みですね。
縺れた糸を解し争いを無くすために、エゴなど捨てて対話してほしいです。
この場面に遭遇した時は、ちょっと残念でしたね・・・
おっしゃる通り細分化され、小規模な争いがアチコチで起こりますが、すべて国と国とのエゴと言うか利益優先な考えが見え隠れしていますよね
どうにかならないものでしょうかね・・・
ただ、最近では中東とも無関係でなく(元々密接に関連してはいますが)、より難しい時代になりましたね
警察長官の写真は有名ですが、背景までは知りませんでした
それと共に他の国でも戦争が起こらないよう、国際社会が協力してもっと積極的な支援や行動をとるべきですね
ただ実際は、近頃騒がれている中東の自称某国家みたいなのが現れると厄介ですよね
ハッキリ言って無茶苦茶ですからね・・・
その人の話を聞く限り、自分のような門外漢の想像するよりも順調に発展しつつあるようですね。
このような貴い犠牲の上に成り立っている繁栄であることは忘れられがちではないでしょうか。
前記事を含めて、改めて考えさせられました。
人々はエネルギッシュでパワーに溢れ、街も活気があります
しかし時々枯葉剤の影響を受けたと思われる方を見かけると、非常に心が痛みます・・・
憲法9条を絶対に変えてはならない❗
人を殺してはならない❗