ベトナムの旅 16 ・ アメリカ軍を翻弄したクチトンネル(後編)
暑い、暑い、暑い、なにしろ強烈な蒸し暑さです
雑木林があるので多少日陰はありますが、35℃を軽く超えているんではないかと言う暑さです
幸い蚊などの虫はほとんどいないのですが、何しろ熱いので熱中症対策は必須です
ですが良く考えると、この暑さの中重い装備を背負ったアメリカ兵は歩くだけでも大変だったのではないかと思います・・・
途中こんな売店もあり、水なども売っているので持参した水を全部飲んでしまっても大丈夫です
ライフルなどの試射ができる射撃場もあります
10発$10ぐらいからあり、ソ連のAK-47とかアメリカ製だったかな?カービンってなのがあります
衝撃が少ない方のカービンライフルを試射しました
なにしろ音が大きくて、鼓膜が破れないかと心配でしたよ
実際にトンネルに入ってみました
中は洞窟風呂に似た暑さです
物凄く狭いし、高さもありません
なので、ずっとかがんだ状態で歩かなければなりません
圧迫感もあり、わずか10mでもうギブアップです
このようなトンネルを200kmも掘ったなんて、信じられませんね・・・
南ベトナム解放民族戦線の兵士は、古タイヤを加工したサンダルを履いていました
しかも後ろ前のような形をしていて、スコールの後のぬかるんだ道を歩くと、前に進んでいるのに足跡は逆に歩いて行ったような跡が付きます
これによって、アメリカ兵は反対の方向を探し、結果的にベトコン兵士は難を逃れる事ができます
ゲリラ戦法の数々を見ていると、ベトコン兵士の忍耐強さ、絶対に屈しないと言う強い姿勢が垣間見れます
ナパーム弾については別の機会に詳しく紹介しますが、残酷で非人道的と言う事から現在アメリカ軍は保有していません
しかし当時は恐ろしい事に、なんと400,000トンものナパーム弾が投下されたんです
見学があらかた終わると、ハス茶と蒸しタロイモがふるまわれます
当時の主食です
このような質素な食べ物で、膨大な装備のアメリカ軍と対等以上に戦ったものだと感心します
このような点からもベトナム人の忍耐強さや心意気が感じられますね
ざっとですが、アメリカ軍を翻弄したクチトンネルはこんな感じです
(翻弄とは、本来持て遊ぶとか手玉に取ると言う意味で、けしてベトコンが優位に立っていたわけではありません
ですが結果的にベトコンが生き残るためのクチトンネルがアメリカ軍からの攻撃をかわし、ゲリラ戦での勝利へとつながっていったのだと思います)
この後は多少時間がある予定でしたが、出発が遅れクチトンネル見学自体も時間が掛かったのですぐにホーチミンに戻ります
なので、昼食は無しです・・・
まぁしょうがないのでホーチミンの戻ったら何かを食べる事にしましょう
そして、この後の自由行動で今回の旅の目的でもある「ベトナム戦争証跡博物館」へ行きます
ここはどうしても見たくて、大袈裟に言えば人間として見ておかなければいけない
そんな風にさえ思っていた場所です
人類の歴史にとって大きな負の遺産ともいえるベトナム戦争
その悲惨なベトナム戦争を見て、自分はどう感じるのか? どう考えるのか?
いよいよ目をそむけてはいけなベトナム戦争に近づく時がきました・・・
雑木林があるので多少日陰はありますが、35℃を軽く超えているんではないかと言う暑さです
幸い蚊などの虫はほとんどいないのですが、何しろ熱いので熱中症対策は必須です
ですが良く考えると、この暑さの中重い装備を背負ったアメリカ兵は歩くだけでも大変だったのではないかと思います・・・
途中こんな売店もあり、水なども売っているので持参した水を全部飲んでしまっても大丈夫です
クチトンネル見学は暑さ対策は必須です
短パンやTシャツ、スポーツサンダルなどで、手荷物は少なく歩きやすく軽装がお奨めです
タオルや水はもちろんですが、冷えピタなんかも良いかもしれません
制汗クールシートなんかもあると便利です
替えのTシャツなんかも1枚持って行く事をお奨めします
ライフルなどの試射ができる射撃場もあります
10発$10ぐらいからあり、ソ連のAK-47とかアメリカ製だったかな?カービンってなのがあります
衝撃が少ない方のカービンライフルを試射しました
なにしろ音が大きくて、鼓膜が破れないかと心配でしたよ
実際にトンネルに入ってみました
中は洞窟風呂に似た暑さです
物凄く狭いし、高さもありません
なので、ずっとかがんだ状態で歩かなければなりません
圧迫感もあり、わずか10mでもうギブアップです
このようなトンネルを200kmも掘ったなんて、信じられませんね・・・
ベトナム戦争当時、南ベトナム民族解放戦線(ベトコン)の作戦本部はこのクチトンネル内に置かれていました
水に強く崩れにくい土壌の特色を生かしたトンネルは、約20年の歳月を掛けて掘られました
全長は約200kmあり、内部では武器を製造したり爆撃から逃れたりする生活の場でもありました
南ベトナム解放民族戦線の兵士は、古タイヤを加工したサンダルを履いていました
しかも後ろ前のような形をしていて、スコールの後のぬかるんだ道を歩くと、前に進んでいるのに足跡は逆に歩いて行ったような跡が付きます
これによって、アメリカ兵は反対の方向を探し、結果的にベトコン兵士は難を逃れる事ができます
ゲリラ戦法の数々を見ていると、ベトコン兵士の忍耐強さ、絶対に屈しないと言う強い姿勢が垣間見れます
アメリカ軍はこのゲリラ戦法に非常に苦しめられました
実際に傷ついたり、亡くなった兵士も多かったようです
それにもまして、精神に異常を来たし、戦線を離脱する兵士も少なくなかったようです
これによってアメリカ軍はベトコンが隠れる森が無ければ良いと考え、広大な森やマングローブを全て焼き尽くす事を考えました
全て焼き尽くせばベトコンが隠れる事は出来なくなり、よって勝利できると考えました
これによって、ナパーム弾や枯葉剤の大量投下へとつながっていくのであります
ナパーム弾については別の機会に詳しく紹介しますが、残酷で非人道的と言う事から現在アメリカ軍は保有していません
しかし当時は恐ろしい事に、なんと400,000トンものナパーム弾が投下されたんです
見学があらかた終わると、ハス茶と蒸しタロイモがふるまわれます
当時の主食です
このような質素な食べ物で、膨大な装備のアメリカ軍と対等以上に戦ったものだと感心します
このような点からもベトナム人の忍耐強さや心意気が感じられますね
ざっとですが、アメリカ軍を翻弄したクチトンネルはこんな感じです
(翻弄とは、本来持て遊ぶとか手玉に取ると言う意味で、けしてベトコンが優位に立っていたわけではありません
ですが結果的にベトコンが生き残るためのクチトンネルがアメリカ軍からの攻撃をかわし、ゲリラ戦での勝利へとつながっていったのだと思います)
この後は多少時間がある予定でしたが、出発が遅れクチトンネル見学自体も時間が掛かったのですぐにホーチミンに戻ります
なので、昼食は無しです・・・
まぁしょうがないのでホーチミンの戻ったら何かを食べる事にしましょう
そして、この後の自由行動で今回の旅の目的でもある「ベトナム戦争証跡博物館」へ行きます
ここはどうしても見たくて、大袈裟に言えば人間として見ておかなければいけない
そんな風にさえ思っていた場所です
人類の歴史にとって大きな負の遺産ともいえるベトナム戦争
その悲惨なベトナム戦争を見て、自分はどう感じるのか? どう考えるのか?
いよいよ目をそむけてはいけなベトナム戦争に近づく時がきました・・・
この記事へのコメント
私もTNKトラベルで行ったので、トンネルは同じ所だと思うのですが、私の時は15mから90mと説明がありました。
90mにチャレンジしました。途中から四つん這いならないと通れませんでした。
それとUpDownもありました。2007年4月3日です。暑くはなかった。
その時の記事が下記。宜しかったら見て下さい。
http://masa-taka.at.webry.info/200704/article_4.html
90mだと最後は四つん這いですか?
それもまた強烈ですね
4月だとそれほど暑くないんですか?
5月はかなりの猛暑で、死にそうなぐらい暑かったです・・・
アメリカって。。。無茶苦茶ですね(原爆も投下したし)
戦争が最も悪な訳ですが。。。
戦争を風化させてはいけないし、核や武器、そして軍隊も世界から無くなってほしいと願います
いつかは無くなってしまうであろう地球
国と国が手を取り合って協力しあい本当に平和を目指さなければいけないと思うんですけど。。。
ゆけむりさんの上海の旅行記を読んで。。。水路を舟で回る(う~ん)
私、舟は怖いんです(笑)
出来れば乗りたくないです
25メートルぐらいしか泳げないんです
海でも沈んでいくんです(笑)
もちろん、船に乗ったことはあります
いつかライン川でローレライのために乗るであろうと思いますが。。。
たぶん、死んでも運命とか思いながら怖くて祈りながら乗るんでしょうね(笑)
上海には知り合いが居るんです(大陸の方ですが謙虚な人です)
10年ぶりぐらいで今年のお正月にメールをくれました
上海に来ることがあったらって言ってくれてますが。。。
上海雑技団や天津雑技団や北京の京劇などの公演は日本で観たことあります
素晴らしいです
ベトナム側の知恵と不屈の精神がそれに勝ったのですね。
頭では知っていましたが、こうして画像で見せてもらってとても伝わってきました。
長い戦争で、ベトナム、米軍、周りの国々、余りに多くの犠牲を払いました。
このことを忘れず、戦争や紛争を繰り返さないよう努力して、
尊い犠牲に報わなければいけないのに…
この世の中から兵器が一切なくなれば悲惨な戦争はなくなるんですけどね
実際は無理でも、世界の首脳陣がこのような悲惨な戦争施設に足を運べ、いい加減武力がなくなる世界を目指せば少しは変わると思うんですけどね・・・
次に予定しているのが、ベトナム戦争証跡博物館です
これは本当に悲惨な写真が展示してありました
ショッキングな画像もアップしますが、是非見ていただきたいと思います!
えっ、過去の記事を読んでくれているなんて、嬉しいやら恥ずかしいやらです
上海の郊外もなかなか良かったです
上海カニ尽くしも凄く美味しかったですよ~
う~ん、船がダメですか?
でも頑張って遠くの方を見ていれば何とかなるかもしれません
自分もいつかはライン川クルーズを楽しめたらと思っています
ローレライの魔女伝説には神秘的なので、是非とも行きたいですよ~
ベトナムの人々は本当に我慢強く、まさに不屈の精神で乗り切ったと思います!
尊い犠牲を教訓に、平和な世の中が来ると良いんですが、でも現実は世界ではいつもどこかで戦争が起きていますよね
戦争による直接的な犠牲者も多いですが、間接的な犠牲者もたくさんいますよね
もういい加減に世の中から無益な争いが無くなると良いんですけどね・・・
次回はもっと悲惨なベトナム戦争証跡博物館を特集する予定です
ショッキングな画像もアップしますが、是非見ていただきたいと思います!
ただ、国際政治は最終的にはエゴのぶつかり合いだと思いますから、本質的には事態は変わっていないでしょうし、現在の方がより事が複雑にはなってもいますね
まあ、わたしも閉所恐怖症の気がありますから、こういうところはムリだと思います
カンベエも多分ムリだと思います
どの戦争にも言えるかもしれませんが、最新鋭兵器の実験的要素も多分にあった気がします
かなりショッキングな画像もアップする予定ですが、是非見ていただきびーぽんさんの意見もお聞かせいただきたいです
※ あまりに生々しいのはどうかと思うので、どんな感じにアップするか思案中です
大変参考になりました。
その方は素晴らしい志なんでしょうね
見習いたいです
おっしゃる通り、未来志向+αのパワーがありますね!