スペインの旅 18 ・ 魂を揺さぶるフラメンコ!
今回の旅行での目的の一つは、本場のフラメンコを見る事でした
美味しいスペイン料理も大きな楽しみですが、ショーではない本物のフラメンコが見たかったんです
魂の叫びとでも言うか、見る物を圧倒し、魂を揺さぶられるフラメンコが見たかったんです・・・
なんだ、おばさんじゃねぇかなんて罰当たりな事言わないで下さいよ
二十歳やそこらの小娘に、魂を揺さぶるようなフラメンコはできないんです
そんな生易しいものではありません・・・
物凄い目力で、ヘビに睨まれたカエルのようでしたよ・・・
せつなくも情熱的な歌声、激しくも美しい踊り、そして繊細なギターの音色、これらが三位一体となって表現されるのがフラメンコです
フラメンコは、15世紀にインド北部から放浪してきた人々とアンダルシアの風土と文化が重なり合って生まれましれ、フラメンコの歴史と発展にはスペインジプシーが重要な役割を果たしているそうです
諸説あるようですが、初めはこのようなタブラオ(洞窟)でフラメンコは行われていたそうです
真ん中の白いシャツの人(ちょっと頭が薄い人ですが、)ジプシーキングスがカバーした、「ボ~ラ~レ」を渋くしたような歌声でシビレましたよ
フラメンコで重要なのはカンテと言う歌で、魂の奥底から響く深い声(カンテ・ホンド)こそ、フラメンコの真髄と言えます
カンタオールとは男性の歌い手で、カンタオーラ は女性の歌い手です
バイレとは踊りの事で、日本ではフラメンコといえば踊りというイメージが強いが、つま先やかかとで床を踏み鳴らしてリズムをとるサパテアード、またはブラッソと呼ばれる手の動きがフラメンコの命であります
バイラオールとは男性の踊り手で、バイラオーラ とは女性の踊り手の事です
トケとはギター演奏の事で、主にアコースティック・ギターの一種であるフラメンコギターを用い、指先でギターを叩いてリズムを取ります
パリージョとは、踊り子が両手に持つカスタネットで、利き手には高音が出るもの、逆手には低音がでるものをつける
ハレオとは掛け声の事で、『オーレ!』、『ビエン!』(good、いいぞ、の意味)などの掛け声が場を盛り上げます
パルマとは手拍子の事で、甲高い音の『セコ 』と低くこもった音の『バホ』の2種類の音を使い分けながら、踊り手やギタリスト、歌い手の呼吸に合わせながらたたいて行き、フラメンコの音楽を形成する上で、最も重要な役割を持ちます
したがって、同じメンバー、同じ曲でも、二つと同じフラメンコにはならないそうです
踊り手がつま先やかかとでリズムを刻み、カンテが渋い声で歌い、パルマが囃し立てるように手を打ち鳴らし、更にそれらに合わせるように踊る
時には激しく、時にはゆっくりとかかとでリズムを刻んでいたかと思うと、今度は早いテンポのパルマに合わせ、踊り手はトランス状態に陥ったかのように踊る・・・
凄い、こんなに凄いものだとは思いませんでした
見る者を圧倒します
入り口で仁王立ちで見ていたお師匠さんらしきお方
会場が盛り上がり佳境に入ると、いよいよ真打登場と言った感じでバリージョを静かに鳴らしながら踊りを披露
激しさは無い物の、優雅で、それでいながらどこか研ぎ澄まされたような踊り
そして、だんだん激しい踊りになってきます
その踊りにつられるように切ない歌声を響かせるカンテ
リズムを刻むトケ(ギター)
お師匠さんの踊りに合わせるかのように激しく打ち鳴らすパルマ(独特の手拍子)
これは本当に見事でした


迫力満点で、まさに魂が揺さぶられる、そんな表現がピッタリのフラメンコでした
なんとか感動が伝わったかな?
本物のフラメンコを見る事ができ大感激です
スペイン添乗歴10年以上のガイドさんが言うには、他の都市であるショー的なフラメンコとは全然違うそうです
このフラメンコを見られただけでも、今回このツアーに参加した価値があると思っています
それぐらい本当に感動しました
もしスペイン旅行を計画している方でフラメンコに興味がある方は、オプションのフラメンコではなく、タブラオ(洞窟)でのフラメンコとなっているツアーをお奨めします
帰り道、ライトアップされているアルハンブラ宮殿がとてもキレイでした
さぁ明日はコスタ・デル・ソルを見下ろす白い村を訪ねますよ~

美味しいスペイン料理も大きな楽しみですが、ショーではない本物のフラメンコが見たかったんです
魂の叫びとでも言うか、見る物を圧倒し、魂を揺さぶられるフラメンコが見たかったんです・・・
なんだ、おばさんじゃねぇかなんて罰当たりな事言わないで下さいよ

二十歳やそこらの小娘に、魂を揺さぶるようなフラメンコはできないんです
そんな生易しいものではありません・・・
物凄い目力で、ヘビに睨まれたカエルのようでしたよ・・・

せつなくも情熱的な歌声、激しくも美しい踊り、そして繊細なギターの音色、これらが三位一体となって表現されるのがフラメンコです
フラメンコは、15世紀にインド北部から放浪してきた人々とアンダルシアの風土と文化が重なり合って生まれましれ、フラメンコの歴史と発展にはスペインジプシーが重要な役割を果たしているそうです
諸説あるようですが、初めはこのようなタブラオ(洞窟)でフラメンコは行われていたそうです
真ん中の白いシャツの人(ちょっと頭が薄い人ですが、)ジプシーキングスがカバーした、「ボ~ラ~レ」を渋くしたような歌声でシビレましたよ

フラメンコで重要なのはカンテと言う歌で、魂の奥底から響く深い声(カンテ・ホンド)こそ、フラメンコの真髄と言えます
カンタオールとは男性の歌い手で、カンタオーラ は女性の歌い手です
バイレとは踊りの事で、日本ではフラメンコといえば踊りというイメージが強いが、つま先やかかとで床を踏み鳴らしてリズムをとるサパテアード、またはブラッソと呼ばれる手の動きがフラメンコの命であります
バイラオールとは男性の踊り手で、バイラオーラ とは女性の踊り手の事です
トケとはギター演奏の事で、主にアコースティック・ギターの一種であるフラメンコギターを用い、指先でギターを叩いてリズムを取ります
パリージョとは、踊り子が両手に持つカスタネットで、利き手には高音が出るもの、逆手には低音がでるものをつける
ハレオとは掛け声の事で、『オーレ!』、『ビエン!』(good、いいぞ、の意味)などの掛け声が場を盛り上げます
パルマとは手拍子の事で、甲高い音の『セコ 』と低くこもった音の『バホ』の2種類の音を使い分けながら、踊り手やギタリスト、歌い手の呼吸に合わせながらたたいて行き、フラメンコの音楽を形成する上で、最も重要な役割を持ちます
したがって、同じメンバー、同じ曲でも、二つと同じフラメンコにはならないそうです
踊り手がつま先やかかとでリズムを刻み、カンテが渋い声で歌い、パルマが囃し立てるように手を打ち鳴らし、更にそれらに合わせるように踊る
時には激しく、時にはゆっくりとかかとでリズムを刻んでいたかと思うと、今度は早いテンポのパルマに合わせ、踊り手はトランス状態に陥ったかのように踊る・・・
凄い、こんなに凄いものだとは思いませんでした
見る者を圧倒します
入り口で仁王立ちで見ていたお師匠さんらしきお方
会場が盛り上がり佳境に入ると、いよいよ真打登場と言った感じでバリージョを静かに鳴らしながら踊りを披露
激しさは無い物の、優雅で、それでいながらどこか研ぎ澄まされたような踊り
そして、だんだん激しい踊りになってきます

その踊りにつられるように切ない歌声を響かせるカンテ
リズムを刻むトケ(ギター)
お師匠さんの踊りに合わせるかのように激しく打ち鳴らすパルマ(独特の手拍子)
これは本当に見事でした



迫力満点で、まさに魂が揺さぶられる、そんな表現がピッタリのフラメンコでした

なんとか感動が伝わったかな?
本物のフラメンコを見る事ができ大感激です

スペイン添乗歴10年以上のガイドさんが言うには、他の都市であるショー的なフラメンコとは全然違うそうです
このフラメンコを見られただけでも、今回このツアーに参加した価値があると思っています
それぐらい本当に感動しました

もしスペイン旅行を計画している方でフラメンコに興味がある方は、オプションのフラメンコではなく、タブラオ(洞窟)でのフラメンコとなっているツアーをお奨めします
帰り道、ライトアップされているアルハンブラ宮殿がとてもキレイでした

さぁ明日はコスタ・デル・ソルを見下ろす白い村を訪ねますよ~

この記事へのコメント
私がスペインに初めて行ったのは90年代ですが、首絞め強盗が出始めた頃で、髪を茶色に染めてサングラスを掛けて行きましたよ(笑) 海外でスリ被害に遭ったことはありませんが、アンテナ張ってると分かるようになるので何度も戦いましたっけ スリを非難する時は、日本語でも何でも大声で 盗れなかった腹いせに、スリに唾を吐きかけられたこともありましたが(涙)
フラメンコが楽しめてよかったです~ 文化や食事が楽しめる国は、嫌な思いをしても、その後もまた行きたくなりますね
ホントは笑っていられないんですけどね・・・
スペインに行かれた事があるんですか?
その頃はまだ直行便があったんでしょうね、羨ましい・・・
その当時からスリなどが多かったんですね
何度も戦いましたか?
それは勇ましい
フラメンコは本当に良かったですし、食べ物も期待通りでした
ワタシもいつの日かスペインに行く機会が出来たら、本物のフラメンコを見て魂をグラグラに揺さぶってもらいます
詳細な解説で、バッチリ感動が伝わってきましたよ。
写真も絶妙な表情を捉えてますね。
素晴らしい経験、羨ましいです。
スペインのセビリアに住んでいるペンパルが、よくフラメンコのこと書いてきます。「フラメンコは、セビリアが発祥の地」と言ってます。フラメンコの衣装を売っているお店も多いそうです。
それにしても、ゆけむりさんは、フラメンコに相当詳しいですね・・・私は、全然知りませんでした。丁寧な説明、ありがとうございます。
夜の街も、素敵ですね♪
歌とギター、それと踊り子さんが、以心伝心というか阿吽の呼吸と言うか、絶妙のコンビネーションで独特の「間」を入れながらのパフォーマンスは見事でした
この年になると滅多な事では感動しないんですが、実に良かったです「感動した」!ですね
特に一番最後の年配の方ですが、お師匠さんなんでしょうね、最高でしたよ!
是非、是非ここアンダルシアのタブラオ(洞窟)でのフラメンコを見ていただきたいです!
絶対やってはいけないのが、パルマに合わせて手を叩くと、阿吽の呼吸のリズムが狂ってしまうので絶対叩かないで下さいとしつこく言っていました(笑)
貴重な体験が出来ました
説明では、アンダルシア地方としか教えられませんでした・・・
全然詳しくないですよ~
添乗員さんが事前にバスの中で色々と教えてくれて、それで言葉尻はガイドブックの言葉を流用させてもらっただけです
知人はレストランでのフラメンコショーだったらしいのですが、イマイチ良くなかったそうです
このタブラオ(洞窟)でのフラメンコは、声やギター、手拍子は響くし、踊り子さんは目の前なので迫力が違います!
何よりも阿吽の呼吸で三者一体となったパフォーマンスが素晴らしかったです
絶対これはお奨めです!
TVでは見た事はありますが、間近にみたことはありませんでの感動の度合いが違うと思います
写真からも迫力が伝わってきます
自分の乏しい表現力では、なかなか伝わらないかと心配していました・・・
滅多な事じゃ感動詞なのですが、久しぶりにグッときました
本場の雰囲気を感じながら、その踊りに堪能された様子が伝わりました。
本格的なフラメンコのギターも踊りも観たことがないんですよ。
その場の空気を一緒になって楽しみたい気持ちになりました♪
痺れるような歌声に、時には激しい踊り、音楽に造詣が深いemiさんでしたらもっと感じるものがあると思います!
チャンスがあったら是非見ていただきたいです!
アルハンブラ宮殿の写真、よく撮れましたね。私なんて、全然。。。何が何だかわからない状態でしたよ。自分の目に焼き付けてくることで精一杯でした。
フラメンコはとても楽しみにしていましたし、凄い迫力で感動しました!
チャンスがあったらもう一度見たいぐらいですよ~
アルハンブラ宮殿も凄かったですね
くどいようですが、これでバルも楽しめたら最高だったんですけどね・・・
トルコとスペインへ旅されたなんて、自分と同じような感じでなんだか嬉しいです!
しかも同じタブラオでフラメンコを見たなんて、凄い偶然ですね
なかなか良いフランメンコをお互い見ましたね!
今年はキューバへ行かれるのですね
凄く羨ましいですブログとかやっておられるのでしょうか?
聖子さんの旅はどんななのか気になります
また旅談義でもできたらと思うので、お時間がある時に是非遊びに来てくださいね~
いやいや自分だって文才なんかありませんよ
ブログを始めるきっかけですが、同じようなスイス旅行をした方のブログに偶然辿り着いたのが始まりでした!
旅の情報交換をするうちに、自分も旅行記を綴ってみたくなったのでした
自分はもう一度スペインへ行き、もっとバル巡りなんかをしてそれぞれの地方の食文化を知りたいです
それともう一度バルセロナの街をゆっくり見て回りたいですね
あっ、フラメンコももう一度見たいですね!
フランスは街自体がお洒落な感じですし、パンもさすがに美味しいです
山岳リゾートのシャモニーなども、とても素敵な街です!
イタリアはフランスよりもかなりフレンドリーで、気軽にトイレを貸してくれるような国民性です
食べ物もとても美味しいし、伝統的な建物や歴史的な美術も街中にあふれて見どころはたくさんあります
チャンスがあったら是非行く事をお奨めしますよ~
クロアチアは行った事がありません
申し込んだんですが、物凄い寒波と募集人数が集まらず不催行となりました
現時点では金銭的な事と長い休みを取る事が厳しい状況なので、とりあえず行ってみたい国内を攻めています(笑)
行ってみたい海外旅行は、アラスカ、ウユニ塩湖、アイスランド、アフリカのンゴロンゴロ自然保護区、あとはどこでも良いからオーロラが見たいです
こんな感じで毎日毎日旅の事ばかり考えている自分ですが、是非また旅談義をしに遊びに来てくださいね~